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2018.08.26 聲の形
聲の形。
テレビで放送されていた。

(ネタバレあり)


安っぽい言い方にはなってしまうが、
自分のことと重なって悲しくなって苦しくなって、でも元気になれて勇気をもらえた。


結弦の言葉が、胸に刺さった。

結弦の姉、硝子は、耳が聞こえなくて小学校の時いじめられた。
そして、硝子をいじめた少年、石田もまた、"いじめっ子"であったために、いじめられた。
硝子も石田も、"自分のせいで人を不幸にした"と思っていた。
だから、死にたい、死のうとしていた。
そして、マンションから飛び降りようとした硝子を救った石田は、代わりに落ちた。
落ちて、意識をなくしたままで…
そんな時、硝子の妹、結弦は、泣きながら、こう言った。

「これ(生き物の死骸の写真)見たら、姉ちゃん死にたいなんて言わなくなると思ってた。
どうすればよかったの…?」

そんなふうに、私も思わせてしまったのかと思うと、悲しかった。
後悔した。
そして、生きなきゃと思えた。


聲の形には、色んなタイプの人が出てきた。
分かりやすくデフォルメされてはいるけど、身近なあの人が思い浮かぶような、そんな人達で、きっと多くの人がこの中に自分を見つけれるんじゃないかと思った。

私は誰だろうな。
硝子が正確的には一番近いかもしれない。
硝子と佐原さんを足して2で割ったような感じ。


人との関係では、ちょっとした行き違いが、溝を生み、そのうち取り返しのつかない亀裂になる。
そして、一度心に受けた深い傷は一生消えることはなくて、楽しい日々を過ごせるようになっても、ちょっとしたことであの頃の恐怖が蘇って、息をするのも苦しいくらいに怯えて震えて、それが人の優しさやちょっとした思いやりで緩やかに解けていく。
私もそんなことあったなぁと思ったし、他の人達見てても、そういうことって結構あるし、そういう細かい心理描写が上手いなあと思った。

あぁ、でも、現実は、絶対に、例えば謝っても、なんなら土下座しても、私のために尽くし続けても、いじめた人間を許すことは決してできないけど。私は。
いじめてた人間が会いに来られても嫌なことを思い出すだけだから会いたくないし、もし謝られたからって私の傷は消えないのだから謝って自分だけ過去を清算させる様な真似なんてしないでほしいし、
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2018.06.18 万引き家族
万引き家族を見た。
中々の面白さだった。

家族の絆の強さと危うさをうまく表していると思った。

でも、何が一番心に残ったって、生々しさが画面から溢れ出ていたことだった。
ジトッとした肌感だったり、モワッとした臭いだったり、艶かしいエロさだったり、心と共に小刻みに震える体や乱れる息遣いだったりが、肌に耳に鼻に感じるような、なんとも言えない美しくないありふれたリアリティーが滲み出ていた。
生きている人間の汚れや臭いや生暖かさってこうだよねと思う一方で、ここまで現実は酷くないよとも思うのは、まだ私が恵まれてるからなんだろうか。



(ネタバレあり)





家族って何なんだろうな。
彼らは金で集まった家族だった。
でも、そこには確かに愛情があった。血の繋がった家族よりは少なくともあったようにみえた。
樹木希林の言葉が印象に残った。
「血の繋がった家族はその分期待するから」
愛なんて曖昧なものじゃない。義務でもない。
単なる利害関係とちょっとした親切心で作られた家族はみんなにとって「幸せ」だったらしい。

私は家族って死ぬまで、死んでも逃れられないものだと思ってた。
血が繋がらない戸籍上赤の他人のすぐに壊れる関係の家族だからこその、絆の強さがあるのじゃないかと思った。
その一方で法的にすぐに崩れ去る脆さも持ち合わせていたけど。

家族。
戸籍じゃない。
血の繋がりでもない。
愛情でもない。
多分、同じ家に住んで一緒にご飯食べて笑って喧嘩して泣いて遊んで、共に生きていくのが、家族だって言いたいんじゃないかと思った。

私にとって家族は依存と呪縛になってしまっている。
自立して、そして頼って、それが理想。
現実は、家族から逃れられないと不満垂れつつ、頼り切ってる。
距離が近すぎるのだろうか。
誰かがいけないのだろうか。
愛がないのだろうか。
大人になってないのが原因だろうか。
母は頭がおかしいのだろうか。
何がいけないのだろう。

正解なんてないとか言うけど、誤答はいっぱいあるんじゃないの。
難しいな家族って。
2017.12.26 ライフ
ほんと、何をやっているんだという感じだけど、漫画を読んだ。
ライフ。
まあ有名だから知ってる人も多いと思うけど、いじめをテーマにした漫画。

主人公の人の目を気にするところとか、嫌われたくなくておどおどし、自分の意見もなく、という描写は共感できた。
空っぽなんだろうな、私。

ただ、意外にもいじめのシーンが少ないなと思った。
それに、序盤にすでに味方になってくれる人がいるあたりは、フィクションだなという感じが。

色々心に残った言葉はあったけど、やっぱり主人公の"生きる"と決意するシーンは印象的だった。

てか、いじめの主犯があまりにも悪魔的過ぎて、逆にギャグっぽいなとか思ってしまった。

強くなりたい。
ありきたりなリアルな感情描写がすごいなぁと感心した。
ゆきのまち幻想文学賞に応募した。
新人賞とも言えないような小さな短編文学賞。
もちろん賞なんて取れると思っていないが、文章を書くことが大事だろうということで。

実は過去にもショートショートに応募している。
まあもちろんダメだったが、その時よりは文書を書くことに慣れてきた気がする。
国試前に何やってるんだって感じだが……何やってんだ私。
でも、元々実を言うと作家志望だった。
こんなことを言うと怒られるだろうが、医師にはそこまでなりたいわけじゃなかった。
周りに言われてだ。
だからこそ、この無気力。

とにかく文章を書いて応募するというのをしていきたい。
万が一にも賞を取ったとして、今後作家として生きていく自信はないし、その覚悟もないけど、でもやってみたい。
医師と作家二足の草鞋を履けたらかっこいいなあ。

そういや、バチスタのあの人とか、医学部出身の作家もいることだし、まあ医療系を前面に出せば、それなりに受けはいいのかもしれない。
が、私はあくまで純粋に人間というものを描きたい。
仮にそこの舞台が医療の現場であっても。
なんてかっこいいことを言ってみるけど、なにせ文章力と発想力の欠如ゆえ、ありきたりなことしか書けない現実がある。

でも、楽しければいいのだ。
小説を考えるのも書くのも楽しい。
ワクワクする。
だから、書いててワクワクしたり、感動したりするものが書けるなら、私はそれでいい。
2017.12.22 ガタカ
ガタカという映画を見た。
遺伝か環境か。
そのテーマを軸に、主人公ヴィンセントとヴィンセントに遺伝子(サンプル)を提供するユージーンとの関係性が印象的な映画だった。
心に残る面白い映画だった。


ネタバレあり


遺伝か環境か。
優秀な遺伝子を持った者だけにチャンスが与えられる近未来が舞台。

遺伝子操作されずに自然に生まれた"神の子"である主人公ヴィンセントは、遺伝子的に劣っていた。
心臓病になる確率99%、寿命30歳。
そんな彼には夢があった。
宇宙に行くこと。

彼は遺伝子を努力で凌駕して、宇宙に行くチームの採用試験にパス。できない…
それは彼が遺伝子的に劣性だから。

闇マーケットを通して、そんな彼の元に訪れたのはユージーン。
彼は優秀な遺伝子の持ち主であるが、事故で半身不随となったため、日陰に生きていた。
彼の優秀な遺伝子(血液、尿、毛髪等のサンプル)を使ってヴィンセントは、ユージーンに成りすまして、宇宙に行く夢を追いかけることとなった。



私はユージーンがすごく心に残った。
優秀な遺伝子というプレッシャーに押しつぶされ、一度人生を捨てた彼が、劣等な遺伝子という差別により夢を潰されかけているヴィンセントを助ける。
それにより、ヴィンセントと共に再び夢を追いかける喜びを味わう。
だが、最後にユージーンは……

2人の関係性、そして、ユージーンの葛藤、遺伝子差別のもどかしさ……
語り尽くせないものが散りばめられていた。
人間の可能性というものを感じた。
限界は自分で作っているのかもしれない。